[ チモリネコ? 第3話 ]





 まず手始めに、チビ将臣の口を塞ぐ。
 これ以上の脱力系の発言回避と・・・本能のままに。
 一石二鳥ってやつだな。
 
 「んぐーーーーーーーっ!」

 そうじゃないだろ。
 元の姿に戻らないと逃げられないぜ?
 両前足(?)を押さえつけ、口づけを続ける。

 「・・・・・・・・・んぐっ」

 根性あるな、コイツ。
 案外粘りやがる。
 はいはい。
 とっておきの技を使わせてもらう。
 今までこれで落ちない仔猫ちゃんは居なかった。
 頼むから、俺の舌を噛むなよ?

 「・・・・・・・・・・・・」

 どうした?静かになったな。
 俺は楽しくチビ将臣の口内を蹂躙する。
 ヘタだと思われるのは、俺のプライドが傷つく。
 俺は上級者だから、相手に合わせるんだよ。

 ─── ぼふんっ♪

 「何しやがる、知盛!」

 ようやく大きくなったかと思えば。
 頭の中身は変ってないのか?
 『ナニ』をするって、さっき教えてやったばかりだろうが。

 「・・・・・・食事」
 「はぁ?!お前の食うってのは・・・・・・」

 おいおい。
 人を指差すものじゃない。
 まったく、その姿で言われても困る。
 大きくなっても恥じらいのない奴だ。
 
 「俺は、その趣味はない!」
 「俺もだ」
 「あ゛?だったら・・・・・・」

 間違った。
 『無かった』にすべきところだったな。

 「安心しろ。俺も初めてだぜ?よろしくな」
 「・・・・・・何っ?!やーめーろーーーー!!!」

 お馬鹿さんだな。
 そこが可愛いところだが。
 逃げなかった将臣は、俺にしっかり組み敷かれていた。

 もう一度キスをする。
 かなり深めに。
 相手がチビだったもんで、あれじゃご飯あげてるようなもんだったしな。
 ちゃんとしよう、恋人同士のように。

 

 将臣が大人しくなる。
 素直な態度は大好きだ。
 大切にしてやるからな?
 
 「・・・・・・どうして俺なんだよ」
 
 何だ。大切にしようと思ったけどヤメた。
 こんなわかりきった事を聞くお馬鹿さんには、身体に教える事にする。

 「お前が俺を変えたんだから。責任とれよ?」

 説明は面倒。
 さっさと将臣の身体を撫でくり回す。
 なかなか手触りがよろしい。
 そうそう、生(ナマ)でいただくって言ったことだし。
 将臣のを生でいただく。

 「・・・・・・うっ・・・知盛、やめ・・・ろ・・・・・・・・・・・・・・・」
 
 見えるように喰う。
 音を立てて。
 だって、気持ちいいんだろ?

 問題は・・・後ろだよな。
 準備が悪くて申し訳ない。
 次回には、ローションでもご用意させていただく。
 今日は根性で俺を受け入れてくれ。

 優しく尻を撫でたのに、蹴られるところだった。

 「どこ触ってんだよ!ボケッ!」
 「ケツ」
 「・・・・・・まさか!」
 「・・・クッ、男なら根性みせろよ?」

 挑発する。乗って来い!
 懲りずに入口へ指を伸ばす。

 「な、な、な!」
 
 どうやら言語障害だ。むしろ好都合。
 返事はYesだな。
 指の先を進入させた。

 カタイ・・・・・・これは大仕事だ。
 将臣が目をむいている。

 「苦しいのか?」
 「・・・・・・・・・吐く・・・・・・」
 「空腹なんだろ?安心しろ、出るものはないな・・・クッ・・・・・・」

 冷静な自分がいる。
 将臣を喰いたい自分もいる。
 只今、均衡を取り合っている状態。

 指先が慣れてきて、カタイのも悪くない。
 こころのどこかでそう思った。
 指一本を押し込む。

 「ぐはぁっ!」

 まだ気持ちいいには遠そうだな。
 こっちも初心者だ。
 せいぜい付き合ってもらう。

 一緒に気持ちよくなれるまで頑張ろうな?
 将臣───

 何度でも名前呼んでやるから。
 
 その日は、空に月が浮ぶまで頑張った。








(Printing day:2005.05.06)

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